5分でわかる終末のワルキューレ1期！【ネタバレ考察】人類はなぜ神に勝てたのか？

全世界の神々が集い、人類の存続を巡って下された決断――それが「人類滅亡」。この理不尽な裁定に異を唱えたのが、ワルキューレの長姉ブリュンヒルデだった。終末のワルキューレは、神と人類が一対一で戦う“ラグナロク”を舞台に、史上最強の存在同士が激突するバトルアニメです。本記事では、終末のワルキューレ1期がどんな話なのかを中心に、物語の流れや見どころ、配信情報までをわかりやすく解説していきます。

終末のワルキューレ1期　あらすじ

神々による会議で、人類は滅亡すべき存在と判断される。しかしワルキューレの一人・ブリュンヒルデはこれに異議を唱え、神対人類の一騎打ち「ラグナロク」を提案する。神側は北欧神話やギリシャ神話などの最強神が、人類側は歴史上の英雄や武人たちが代表として選ばれ、全13番勝負で決着をつけることに。1期では、壮絶な戦いの幕開けとして、神と人類の誇りがぶつかり合う数試合が描かれる。

終末のワルキューレ1期　ストーリーネタバレ解説

ここからは、終末のワルキューレ1期のストーリーのネタバレになります。

重要エピソード1：人類滅亡決議とラグナロク開幕（第1話）

全世界の神々が集う神議会にて、人類は「愚かで不要な存在」として滅亡が決定される。しかしワルキューレの長姉ブリュンヒルデが異議を唱え、神対人類の一騎打ち「ラグナロク」を提案。全13番勝負で人類が7勝すれば存続が認められるという、前代未聞の戦いが始まる。

重要エピソード2：第1回戦 神トール vs 人類 呂布奉先（第1話〜第4話）

神側の先鋒は北欧最強神トール、人類側は三国志最強の武将・呂布奉先。呂布はワルキューレ・スルーズと神器錬成し、神に届く武器を手にする。怪力同士の正面衝突は壮絶を極めるが、最終的にトールの覚醒した一撃により呂布は敗北。神側が先勝する。

重要エピソード3：敗北が示した人類の可能性（第2話）

呂布は敗れたものの、神に本気を出させたという事実は神々に衝撃を与える。ブリュンヒルデは人類にも勝機があることを確信し、ラグナロクは処刑ではなく「本当の戦争」へと変化していく。

重要エピソード4：第2回戦 神ゼウス vs 人類 アダム（第5話〜第8話）

全神の父ゼウスに対し、人類の始祖アダムが立ちはだかる。アダムは神器レギンレイヴとの神器錬成により、神の技を完全に模倣する「神の眼」を発動。圧倒的不利な状況でも、父として子供たちを守るために戦い続ける。

重要エピソード5：父の愛と立ったままの最期（第8話）

限界を超え続けたアダムは、ついに肉体が崩壊。それでも最後まで立ち続け、子供たちを守る父としての誇りを貫く。勝敗はゼウスの勝利となるが、その姿は神・人類双方に深い衝撃を残した。

重要エピソード6：第3回戦 神ポセイドン vs 人類 佐々木小次郎（第9話〜第12話）

神側は絶対神ポセイドン、人類側は史上最弱と呼ばれた剣士・佐々木小次郎。小次郎は無数の敗北を糧に「成長し続ける剣」を身につけており、神器フリストと錬成した刀で神に挑む。

重要エピソード7：人類初勝利の瞬間（第12話）

戦闘中も進化を続けた小次郎は、ついにポセイドンの全てを読み切り討ち取ることに成功。これにより人類はラグナロク初勝利を獲得し、「神は倒せる存在である」ことを証明する。

ラスト：神話が崩れた日（第12話）

絶対神ポセイドンの敗北は、神々の価値観を根底から覆す出来事となる。1期は、人類が神に抗う資格を得た瞬間を描き、物語は次なる戦いへと続いていく。

その後の展開

アニメ1期の続きは2期（前編）で描かれ、第4回戦ジャック・ザ・リッパーvsヘラクレス、第5回戦雷電為右衛門vsシヴァ、第6回戦釈迦の参戦へと物語は進んでいく。1期はラグナロク全体の方向性を決定づけた、まさに「序章」となる章である。

人類はなぜ神に勝てたのか？

終末のワルキューレ1期は、「神と人類の戦い」という極端な構図を通して、明確な問いを投げかけている。それは、人類がなぜ絶対的存在である神に勝つことができたのか、という点だ。物語序盤では神側が圧倒的優位に立ち、人類の敗北は避けられないものに見えた。しかし第3回戦で、その流れは大きく覆される。

神と人類の決定的な違い

神々は圧倒的な力と完成された存在として描かれている。一方で、その強さは「変わらないこと」によって成り立っている。完璧であるがゆえに、神は成長しない。対して人類は、不完全で弱く、敗北を繰り返してきた存在だ。しかしその弱さこそが、人類の最大の武器となる。

佐々木小次郎が示した「人類の強さ」

第3回戦でポセイドンと戦った佐々木小次郎は、生前一度も勝利を収めたことのない剣士だった。だが彼は、無数の敗北を糧にし、死後もなお成長し続けていた。戦いの最中ですら進化を止めない小次郎の姿は、「変わり続ける存在」こそが神を超え得ることを証明している。

終末のワルキューレ1期が描いた希望

終末のワルキューレ1期が示した希望は、力による逆転ではない。弱さを認め、敗北を受け入れ、それでも前に進む姿勢そのものが希望として描かれている。人類初勝利は奇跡ではなく、積み重ねの結果だった。この価値観が提示されたことで、ラグナロクは単なる処刑ではなく、「本当の戦争」へと変貌したのである。

伏線回収まとめ

ここからは、終末のワルキューレ1期で張られた伏線やフラグについて整理していきます。

人類は本当に滅びるべき存在なのか

物語冒頭、神々は満場一致で人類滅亡を決定する。しかしラグナロクを通じて描かれるのは、人類の愚かさだけでなく、愛・成長・執念といった「神には持ち得ない感情」である。アダムや小次郎の戦いは、人類が存続する価値を十分に持つ存在であることを示す伏線回収となっている。

ブリュンヒルデの覚悟と目的

ブリュンヒルデが人類側についた理由は、単なる反抗心ではない。彼女は神々の理不尽さを理解した上で、人類の可能性に賭けている。闘士選定や戦略的な配置からも、彼女が最初から長期戦を見据えていたことがわかる。

神器錬成（ヴェルンド）の本当の意味

ワルキューレと人類が一体となる神器錬成は、単なる武器ではなく「覚悟の共有」を意味する。呂布とスルーズ、アダムとレギンレイヴ、小次郎とフリストなど、それぞれの関係性が戦闘内容に強く反映されており、命を賭けた契約であることが回収されている。

神々の慢心という弱点

トール、ゼウス、ポセイドンといった神々は、いずれも人類を見下す姿勢を持っていた。この慢心こそが、人類側の勝機となる伏線であり、小次郎戦ではそれが決定的な敗因として回収される。

原作との主な違い

終末のワルキューレ1期アニメでは、原作漫画のストーリーを大筋で踏襲しているものの、演出面やテンポに違いが見られる。原作では心理描写や観客席の反応がより細かく描かれているが、アニメではバトルの流れを優先し、テンポ良く進行する構成となっている。また、一部の戦闘シーンでは演出が簡略化されており、原作の迫力と印象が異なると感じる視聴者もいる。一方で、声優の演技や音楽によって感情表現が強化されている点は、アニメならではの魅力と言える。

名シーン集

ここからは、終末のワルキューレ1期で特に人気の高い名シーンを紹介します。

呂布奉先、全力で神に挑む（第4話）

人類代表として最初に神へ挑んだ呂布奉先。敗北はしたものの、全力で神に食らいつく姿は「人類は弱者ではない」と強烈に印象づける名シーンとなった。

アダム、父として立ち続ける（第8話）

肉体が限界を超えてもなお、子供たちを守るために立ち続けたアダムの姿は、終末のワルキューレ屈指の名場面。立ったまま息絶える演出は、多くの視聴者の心を打った。

佐々木小次郎、人類初勝利（第12話）

幾度もの敗北を乗り越え、ついに神を討ち取った小次郎。人類側初勝利の瞬間は、物語の流れを大きく変える歴史的名シーンとなっている。

終末のワルキューレ1期　強さランキングトップ5

1位：ゼウス

2位：アダム

3位：ポセイドン

4位：佐々木小次郎

5位：ヘラクレス

終末のワルキューレはどこで見れる？

終末のワルキューレ1期の平均評価

終末のワルキューレ1期はどんな人におすすめか？(300字)

終末のワルキューレは、シンプルな「一対一の戦い」を軸にしながら、神と人類それぞれの誇りや信念を描く作品です。派手な能力バトルだけでなく、キャラクターの背景や覚悟が丁寧に描写されるため、戦いの一つひとつに重みがあります。短時間で濃密なバトルを楽しみたい人や、熱量の高い展開が好きな人に特におすすめです。