『ドラゴンボールZ』は、少年期を終えた孫悟空が“父”として、そして“地球最強の戦士”として新たな戦いへ挑む物語であり、日本アニメ史において最も影響を与えたバトルアクション作品のひとつです。本作では、サイヤ人、フリーザ、セル、魔人ブウなど宇宙規模の強敵が次々と現れ、戦闘描写・演出・ドラマ性が一気に進化します。悟空や悟飯、ベジータを中心にキャラクターの成長も深く掘り下げられ、感動的な名場面が数多く生まれたシリーズです。本記事では、初代の続編にあたるドラゴンボールZを、ネタバレ込みの詳細解説、名シーン、強さランキングまで総まとめとして紹介します。
ドラゴンボールZ あらすじ
物語は、ピッコロとの死闘を終えてから数年後。悟空は妻・チチとの間に悟飯という息子をもうけ、平和な日常を過ごしていた。しかし、そこへ突如現れた“ラディッツ”によって悟空の出生の秘密が明かされる。悟空は地球に送られたサイヤ人であり、本来は地球を征服するための存在だった。悟空とピッコロは協力してラディッツと戦うが、悟空は悟飯を守るため命を落としてしまう。
悟空の死後、さらに強力なサイヤ人・ベジータとナッパが地球に襲来し、Z戦士たちは壮絶な戦いへ突入する。悟空の仲間たちは次々と倒れ、悟飯やクリリンは仲間の死を乗り越えて強くなっていく。戦いは宇宙へ広がり、ナメック星でフリーザ軍との攻防が始まり、悟空はついに伝説の“スーパーサイヤ人”に覚醒。宇宙最強を賭けた激闘が繰り広げられていく。
ドラゴンボールZ ストーリーネタバレ解説
ここからはドラゴンボールZのストーリーネタバレになります。
重要エピソード1:ラディッツ襲来と「悟空はサイヤ人」衝撃の真実
物語は、平和になった地球で悟空が息子・悟飯と穏やかに暮らしているところから始まる。そこへ、宇宙から謎の戦士ラディッツが襲来。彼は悟空の実の兄であり、悟空の本当の名前が「カカロット」、そして自分たちが戦闘民族サイヤ人であることを告げる。ラディッツは、悟空が本来は地球を侵略するために送り込まれた存在だったことまで明かし、悟空の過去を完全にひっくり返す。
悟空は地球人としての今の自分を選び、ラディッツの誘いを拒否。ラディッツは悟飯をさらい、悟空は宿敵だったピッコロと一時的な共闘を決意する。二人はラディッツに挑むが、その戦闘力は圧倒的。悟空は満身創痍になりながらもラディッツの背後から羽交い締めにし、ピッコロの必殺技「魔貫光殺砲」で貫かれる道を選ぶ。悟空とラディッツは同時に命を落とし、悟空は初めて“死”を迎える。ここで悟空の自己犠牲精神が強く描かれ、Z全体のトーンが「命を賭けた戦い」に大きくシフトする。
ラディッツのスカウターは、さらに強力なサイヤ人・ベジータとナッパに悟空たちの存在を知らせてしまい、「一年後に地球に向かう」という最悪の宣告を残して幕を閉じる。
重要エピソード2:界王さまの元での修行とZ戦士たちの特訓
悟空は死後、占いババの計らいで界王様の星に向かい、超重力下での修行を開始する。一方、地球ではピッコロが悟飯をさらい、荒野でのスパルタ修行を強行。最初は泣いてばかりの悟飯だが、徐々にサイヤ人としての潜在能力と根性を発揮し、ピッコロとの間に奇妙な師弟関係と情が芽生えていく。
地球の仲間たち──クリリン、天津飯、ヤムチャ、餃子らも神様の神殿で修行を積み、迫りくるサイヤ人への備えを進める。悟空は界王拳と元気玉というチート級の技を習得し、ベジータ戦への伏線が張られていく。
重要エピソード3:ベジータ・ナッパ襲来と仲間たちの犠牲
一年後、ついにベジータとナッパが地球に到着。Z戦士たちは悟空不在のまま迎撃することになり、ナッパが生み出すサイバイマンとの戦いから地獄のような死闘が始まる。ヤムチャはサイバイマンの自爆で戦死し、そのショッキングな最期はトラウマ級の名シーンとして語られる。
続くナッパとの戦いでは天津飯、餃子、ピッコロまでもが次々に倒れ、悟飯とクリリンは絶望の淵へ追い込まれる。特に、悟飯を庇ってピッコロが身を投げ出し、悟飯に「最初は嫌なガキだと思っていたが…」と本音を漏らして死ぬ場面は、初代から続いた“宿敵ピッコロ”像を完全に塗り替える名シーンとなる。地球はもはや崩壊寸前、そこでようやく悟空が界王拳を引っ提げて戦場に降り立つ。
重要エピソード4:悟空 vs ベジータ、サイヤ人同士の死闘
悟空は界王拳を駆使してナッパを一方的に撃破し、ついにベジータとの一対一の戦いへ突入する。序盤は界王拳で優勢に立つ悟空だが、ベジータは大猿化によって戦闘力を跳ね上げ、悟空をボロボロに追い詰める。悟空は満身創痍の中で元気玉を作り出し、クリリンに託してベジータを攻撃。最終的には悟飯の大猿化なども絡み、仲間全員の力を総動員してようやくベジータを撤退させる。
悟空自身の勝利ではなく、「みんなの力でどうにか追い返した」という決着によって、Zの戦いの厳しさとベジータのしぶとさが強調される。ここで倒しきれなかったことが、後々の味方化・ライバル関係へと繋がっていく。
重要エピソード5:ナメック星へ──新たなドラゴンボールを求めて
多くの仲間を失い、ドラゴンボールも一度消滅した地球を救うため、ブルマ・クリリン・悟飯は神様の故郷・ナメック星へ向かう。ナメック星には別のドラゴンボールが存在し、それを使えば死んだ仲間を生き返らせられる可能性があるからだ。
しかし、同じく不老不死を求める宇宙の帝王フリーザもナメック星のドラゴンボールを狙っており、フリーザ軍と地球勢の“ドラゴンボール争奪戦”が始まる。悟空は途中から後を追う形で宇宙船に乗り込み、超重力室でさらに修行を積む。ナメック星編は、宇宙規模へと世界観が一気に広がる転換点となる。
重要エピソード6:ギニュー特戦隊との激闘と悟空の到着
ナメック星では、フリーザの切り札であるギニュー特戦隊が登場。リクーム、バータ、ジースらがクリリン・悟飯・ベジータを一方的にボコボコにし、絶望的な状況に追い込む。この絶体絶命のタイミングで悟空が登場し、驚異的な戦闘力で特戦隊を次々と撃破。ここでの悟空は、既に「他の誰とも次元が違う強さ」を手に入れていることが示される。
しかし隊長ギニューは「ボディチェンジ」で悟空の体を奪おうとし、一時は悟空がボロボロの肉体に閉じ込められてしまうなど、単純なパワー勝負ではない頭脳戦の側面も描かれる。最終的に体は元に戻るが、悟空は重傷を負い、フリーザ戦の前に再び戦線離脱を余儀なくされる。
重要エピソード7:フリーザ最終形態と超サイヤ人伝説の覚醒
ナメック星のドラゴンボールで一部の仲間を蘇生・地球へ退避させた後、ついに悟空とフリーザの一騎打ちが始まる。フリーザは変身を重ね、最終形態で真の力を解放。悟空は界王拳×20や元気玉を駆使して対抗し、一時は元気玉命中で勝利したかのように見える。
だがフリーザは生きており、逆上して悟空の目前でクリリンを爆殺。これが悟空の感情のタガを外し、ついに伝説の「超サイヤ人」へ覚醒する瞬間へと繋がる。金色の髪、逆立つオーラ、怒りに満ちた瞳──それまで“優しい悟空”だった彼が、初めて底知れない怒りを見せる名シーンであり、ドラゴンボール全シリーズの中でも屈指の名場面として語られる。
超サイヤ人悟空はフリーザを圧倒し、最終的にナメック星崩壊寸前の中でフリーザを撃破。悟空は爆発する星からの脱出に失敗したように見え、地球では「悟空死亡」と判断されるが、これが後の復帰劇への布石となる。
重要エピソード8:人造人間と未来から来たトランクス
フリーザを倒してしばらく経った地球。フリーザとその父・コルド大王が地球に襲来するが、そこへ未来から来た青年トランクスが現れ、一瞬でフリーザを真っ二つにするほどの実力を見せつける。彼もまた超サイヤ人であり、「数年後、人造人間が現れて世界が滅ぶ」という未来の絶望的な歴史を悟空たちに伝える。
悟空は心臓病で未来では死んでしまっていたことも明かされ、トランクスから特効薬を受け取ることで歴史が分岐していく。ここから「人造人間編」「セル編」へと物語が流れていき、Zはさらにタイムトラベル・未来改変といったSF要素を濃くしていく。
重要エピソード9:セル完全体とセルゲーム、悟飯の覚醒
ドクター・ゲロの作った人造人間17号・18号、そして生物兵器セルが本格的に動き出す。セルは17号・18号を吸収することで完全体へと進化し、悟空たちの想定を遥かに超える戦闘力を獲得する。悟空は精神と時の部屋で悟飯と共に修行し、親子で超サイヤ人のさらに一段階上の完成形を目指す。
セルは人類に対し「セルゲーム」という公開処刑のような大会を宣言。悟空はセルとの死闘の末、「自分よりも悟飯の方が潜在能力は上だ」と信じ、バトンを息子に託す。最初は戦いを嫌がる悟飯だったが、セルジュニアたちに仲間が傷つけられた怒りによって覚醒し、「超サイヤ人2」へ到達。圧倒的な力でセルを追い詰める。
しかし、油断からセルが自爆を試みる事態に。悟空は仲間を守るためセルごと界王星に瞬間移動し、その爆発に巻き込まれて死亡する。だがセルはコアが残っていたため完全消滅を免れ、地球へ再び襲来。最後は悟飯が片腕の状態で悟空の声援を受けながらかめはめ波を放ち、親子かめはめ波でセルを完全に消滅させる。この一連の流れは、悟飯主人公期の絶頂とも言える名エピソード群である。
重要エピソード10:魔人ブウ復活とベジータの葛藤
時は流れ、悟飯は学園生活を送り、悟空はあの世で修行を続けていた。そこへ魔導師バビディが地球で暗躍し、封印されていた魔人ブウ復活のためエネルギーを集め始める。ベジータは、悟空と自分の実力差にコンプレックスを抱え続けており、その心の隙をバビディに利用されて「魔人ベジータ」として覚醒する。
悟空 vs 魔人ベジータの戦いは、単なる力比べだけでなく、「地球人としての生活」を得たベジータが、自らの誇りと嫉妬の板挟みに苦しむ心理戦として描かれる。ベジータは最終的に、家族や地球を守るため、自爆覚悟でブウに特攻する自己犠牲を選ぶ。この瞬間、かつて地球を攻め滅ぼそうとしたサイヤ人が、地球を守る戦士へと完全に変わったことが示される。
しかしそれでもブウは消滅せず、むしろ分裂・吸収を繰り返してどんどん厄介な存在へと変貌していく。
ラスト
魔人ブウ編の終盤では、悟空とベジータがポタラで合体し、最強戦士「ベジット」となってブウに立ち向かう。圧倒的な強さでブウを圧倒するが、中に取り込まれた悟飯たちを救出するため、あえて合体を解いてブウの体内から脱出。最終的に、純粋な悪そのものとなった「純粋ブウ」と悟空の最終決戦に突入する。
地球は一度完全に消滅し、界王神界などでの攻防を経て、最後はナメック星のドラゴンボールで地球と全人類を復活させた上で、地球人全員から元気を分けてもらった“超巨大元気玉”で決着をつける。悟空は「また生まれ変わってオラと戦ってくれ」と願いながら元気玉を放ち、ブウは笑顔でその願いを受け入れるかのように消えていく。
物語のエピローグでは、時が流れ、悟空がブウの生まれ変わりである少年・ウーブと天下一武道会で出会う場面が描かれる。悟空は彼の中に潜む潜在能力を見抜き、「一緒に修行しよう」と空へ飛び立っていく。このラストは、悟空の物語がなおも続いていくこと、そして「強くなりたい」という純粋な願いが未来へ受け継がれていくことを示す、ドラゴンボールZの美しい締めくくりとなっている。
その後の展開
ドラゴンボールZの物語は、ここでいったん大きな区切りを迎えるが、作品世界はその後も広がり続ける。アニメとしては、悟空とウーブの修行旅を起点とした完全オリジナル続編『ドラゴンボールGT』へと繋がり、さらに時代をまたいで正統続編ポジションの『ドラゴンボール超』が制作される。超では破壊神ビルスや第6宇宙のサイヤ人たち、ゴッドやブルーといった新形態、そして全王を中心とするマルチバース設定など、Zの先の世界が一気に拡張されていく。
原作漫画としては、「魔人ブウ編」でいったん完結した後、近年では『ドラゴンボール超』名義で新章が連載されており、映画版とも連動しながら物語が現在進行形で更新されている。Zは「悟空たちの物語の黄金期」として、多くのファンにとって基準点となっており、その後のシリーズは常に「Zをどう超えるか」という課題を背負い続けていると言ってもいい。
Zを踏まえて超や映画を追うことで、悟空たちの“その後”をより深く楽しめる構造になっている。
伏線回収まとめ
ここからは、ドラゴンボールシリーズでのフラグと伏線回収についてご紹介していきます。
サイヤ人の伏線 ― 悟空の出生と謎の尻尾
ドラゴンボール無印時代から存在した「悟空の尻尾」「満月で大猿化する体質」「常識外れの戦闘力」は、Zでついに“サイヤ人”という設定として回収される。ラディッツの襲来により、悟空が地球に送られた戦闘民族サイヤ人の一員であることが判明し、過去の不可思議な描写が一気に繋がっていく。またベジータの登場により、悟空の本来の戦闘力や潜在能力が “宇宙規模” であることが示され、無印の「ただの不思議な少年」という描き方から一転、世界観そのものが広がる。無印での“伏線の種”がZで本格的に芽を出した代表的展開といえる。
超サイヤ人伝説 ― 無印からの積み重ねの結実
「サイヤ人の中でもごく一部だけが到達できる伝説の戦士」
――この設定はナメック星編で本格的に語られるが、悟空の性格・修行の積み上げ・苦難の歴史がすべて“覚醒の条件”として伏線になっている。クリリンの死は悟空の最大のトリガーとして描かれ、少年時代の友情、仲間を守るという信念が“怒りの爆発”で最高潮に達する瞬間を生み出した。無印から積み重ねてきた悟空の人間性が、超サイヤ人誕生のドラマを支え、シリーズ最大級の伏線回収として視聴者に衝撃を与えている。
悟飯の潜在能力 ― 無印から続く“怒りの力”の答え
悟飯は幼少期から“怒りの爆発で一時的に大人を超える力を見せる”描写が続き、これがセル編でついに完全回収される。悟空が「悟飯には自分を超える力がある」とたびたび語っていた伏線も、セルゲームでの超サイヤ人2覚醒によって結実。悟空の役目が “次世代へ託すもの” にシフトする象徴的展開となった。無印の悟空とは違う「戦士ではなく学者を目指す性格」も、覚醒の葛藤に深みを与え、キャラクターの成長と伏線が綺麗に繋がる名シーンとなっている。
原作との主な違い
原作との主な違いについて解説していきます。
アニメオリジナルの追加シーンの多さ
ドラゴンボールZは原作に追いつかないため、アニメオリジナルの補完エピソードが豊富。ガーリックJr.編や、修行シーンの拡張、過去回想の追加など、キャラの心情を深める演出が多い。特に悟空・悟飯・ピッコロの感情描写は原作より丁寧で、アニメ独自のドラマ性が強化されている。一方で、バトル描写が長引くため「尺伸ばし」と批判される場面もあるが、シリーズ全体としては世界観を補完する役割を果たしている。
戦闘テンポと演出の大幅強化
アニメ版は戦闘シーンの迫力を重視し、エネルギー弾の描写、気の高まり、環境破壊などが原作以上に派手に演出される。超サイヤ人覚醒やセル戦、魔人ブウとの戦いは“アニメ版の演出が本家”と言われるほど強く支持されている部分。原作の流れを保ちつつ、視覚的なドラマとして大きく膨らませた点がアニメZの特徴であり、大勢のファンが“アニメならではの魅力”として挙げるポイントである。
強さランキングトップ5
- ベジットや合体・ヒュージョン系は除外
- ドラゴンボールZのみの範囲(超やGTは含めない)
- 映画版のブロリーやクウラなども除外
- 一時的な強化(界王拳×20など)は考慮するが、継続力も評価対象
1位:孫悟飯(セル編・覚醒時)
セル編における“悟飯の覚醒”は、Zシリーズでも突出したパワーを誇る。セルジュニアを一撃で粉砕し、完全体セルを圧倒的な力で追い詰めた。怒りを原動力とした超サイヤ人2は、悟空の超サイヤ人を大幅に凌駕し、作中で最もインパクトのある“世代交代の象徴”として描かれる。
- 超サイヤ人2への最初の変身者
- 完全体セルを圧倒
- セルジュニアを一撃で撃破
- 潜在能力は悟空やベジータ以上と明言される
- 界王神にも才能を認められた唯一の地球人ハーフ
Z時代では悟飯が実質“最強の戦士”として描かれる。
2位:孫悟空(超サイヤ人・超サイヤ人2)
悟空はセル編までの時点で、圧倒的な成長を遂げた戦士。超サイヤ人としてフリーザと互角以上に戦い、精神と時の部屋での修行後は“超サイヤ人の完全な慣れ”を実現。セルに対しても堂々と渡り合い、最後は悟飯への信頼を見せる形でバトンを託す。Zシリーズを通して“戦闘センスの化け物”として描かれる。
- フリーザ(最終形態)を正面から撃破
- 超サイヤ人の完成(常時維持状態)を達成
- 瞬間移動かめはめ波など応用力が極めて高い
- セルと互角に戦える戦闘技術の高さ
- 精神力・判断力が最強クラス
悟飯がピークでも、“総合力”では悟空がシリーズの軸となる存在。
3位:完全体セル(パーフェクトセル)
悟空・ベジータ・ピッコロなど優秀な戦士たちの細胞を持つ究極の人造生命体。完全体になった後は悟空と接戦を繰り広げ、悟飯以外のZ戦士を圧倒。悟飯の覚醒後は追い詰められるが、自爆からの“パワー増幅復活”によりさらに強化されて蘇るなど、しぶとさと恐ろしさを併せ持つ。
- 悟空との戦闘はほぼ互角
- ベジータ・トランクスの攻撃を無効化
- 細胞由来の再生能力を持つ
- 自爆後にさらに強化され復活
- 技のコピーと応用力が異常に高い
Zシリーズ中盤の“最終ボス”としての完成度が非常に高い。
4位:ベジータ(超サイヤ人2含む)
サイヤ人編からの宿敵にして悟空のライバル。修行により超サイヤ人へ到達し、人造人間編では“超ベジータ”としてセル第二形態を圧倒。力への執念は悟空以上であり、ブウ編の超サイヤ人2では魔人化によって悟空と互角の戦闘力を得るなど、才能面ではトップクラス。
- 超サイヤ人への到達と安定化
- “超ベジータ”でセル第二形態を粉砕
- 魔人化により悟空SS2と互角
- 戦闘センスは悟空と並ぶ
- 精神力の高さがチート級
才能・精神力共にサイヤ人の中でも突出した“王子の強さ”。
5位:魔人ブウ(純粋悪)※Z終盤
地球を瞬時に消せるほどの規格外の怪物。再生能力・変身能力・吸収能力など、戦闘力だけでなく“チート性能の塊”。悟飯吸収ブウやゴテンクス吸収ブウなど、形態によっては悟空ですら手に負えず、Zシリーズの最終章を劇的に盛り上げる存在となる。
- 星を簡単に破壊できる
- 再生能力が事実上の無限
- 悟飯・ゴテンクスの能力を吸収可能
- 悟空SS3でやっと対抗可能
- 怒りや吸収で戦闘力がさらに上昇
戦闘力+再生+吸収の“三重チート”でZ後半の最凶キャラ。
名シーン集
ここからは、ドラゴンボールZで残った人気の名シーンをご紹介します。
悟空、超サイヤ人初覚醒 ― 伝説が現実になった瞬間
フリーザにクリリンを殺され、悟空が静かに怒りを燃やすシーンはZ最大級の名場面。これまで説得力を持って語られ続けていた“伝説の戦士”がついに姿を現し、ストーリーの重要転換点となった。視聴者は悟空が人としての怒りを感じ、サイヤ人としての本能と融合する瞬間を目撃することになる。覚醒後の「やろうぜ、フリーザ」も、静かな怒りと圧倒的強者の風格が漂う名セリフ。
悟飯、超サイヤ人2覚醒 ― 究極の才能が開花
セルゲームで悟飯が遂に覚醒するシーンは、悟空でもベジータでもなく“悟飯こそが地球最強”だったという伏線が全て繋がる瞬間。16号の最後の言葉、仲間を守りたいという想い、そしてセルの暴虐が悟飯の怒りを極限まで高める。少年の涙から一転し、静かに覚醒した悟飯の姿は、Z史上もっとも美しい成長描写のひとつと言われる。
ベジータの自己犠牲 ― 魔人ブウへの渾身の捨て身攻撃
誇り高いベジータが、魔人ブウを倒すために“家族のために命を捨てる”という選択をした名シーン。サイヤ人の王子としてのプライドを持ちながらも、地球で得た幸せを守ろうとした姿は多くの視聴者の心を打った。「カカロット…ブルマを…トランクスを…地球を…守ってくれ…!」は、ベジータの人生観が変わった瞬間としてファンに語り継がれている。
ドラゴンボールZはどこで見れる?
| サービス名 | 見れる? | アニメ作品数 | 月額料金 |
|---|---|---|---|
| 人気No.1 DMM TV |
〇 | 6000作品 | 550円/月額 |
| dアニメストア | 〇 | 6000作品 | 550円/月額 |
| U-NEXT | 〇 | 7000作品 | 2,189円/月額 |
| Netflix | 〇 | 7000作品 | 890円/月額 |
| Amazonプライム | △(レンタル) | 800作品 | 600円/月額 |
ドラゴンボールZの平均評価
総合点数
ドラゴンボールZ
超戦闘作品
悟空覚醒
激闘連続

おもしろさ
ストーリー
キャラ
中毒性
ドラゴンボールZは、少年悟空の物語から“宇宙規模の戦い”へスケールアップしたシリーズで、視聴者から圧倒的支持を得ています。サイヤ人編・ナメック星編・セル編・魔人ブウ編と名エピソードが続き、キャラの成長、変身、死闘の演出など多くの熱量が詰まっています。とくに「超サイヤ人初覚醒」「セルゲーム」「悟飯の覚醒」など感情爆発シーンが高評価。長期シリーズでありながら飽きさせない構成で、全体を通して非常に高い評価を受けています。
ドラゴンボールZはどんな人におすすめか?(300字)
- 10代〜大人
- バトルアクションが好きな人
- 進撃の巨人・H×Hなど成長型バトルが好きな人
『ドラゴンボールZ』は、熱いバトル・覚醒展開・キャラ成長といった“少年マンガの快感”をすべて楽しみたい人にぴったりの作品です。特に悟飯の成長、悟空とベジータのライバル関係、極限を超えた戦闘演出が好きな人には強く刺さります。長編ではありますが章ごとにテーマが明確で、飽きずに視聴できる構成。バトルアニメの原点に触れたい人にもおすすめです。
