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8分でわかる映画 黒子のバスケ LAST GAME!【ネタバレ考察】赤司とナッシュはどっちが強い?

黒子のバスケ LAST GAMEは、TVアニメ3期で完結した『黒子のバスケ』の正式な最終章として描かれた劇場版作品です。原作ではエクストラゲーム編として描かれたエピソードを映像化し、キセキの世代が“同じチーム”として戦う唯一の物語でもあります。本作では、日本代表とも言えるメンバーが、アメリカのストリート最強チーム「Jabberwock(ジャバウォック)」に挑むという、シリーズ最大スケールの試合が描かれます。本記事では、ネタバレありでLAST GAMEの物語を整理しつつ、「なぜこの試合が黒子のバスケの最終章にふさわしいのか」を考察していきます。

目次
  1. 黒子のバスケ LAST GAME あらすじ
  2. 黒子のバスケ LAST GAME ストーリーネタバレ解説
    1. 試合序盤:ジャバウォックの圧倒的フィジカルと個人技
    2. 中盤①:青峰・黄瀬が流れを止める
    3. 中盤②:緑間と紫原が“役割”で貢献
    4. 試合中盤:赤司の覚醒と司令塔支配
    5. 終盤:ジャバウォックの本気と荒れた展開
    6. クライマックス:黒子テツヤの真価
    7. 最終局面:全員でつかんだ逆転勝利
    8. この試合が示した結論
  3. 【ネタバレ考察】?赤司とナッシュはどっちが強い
    1. 個人能力だけならナッシュが上
    2. 試合を支配したのは赤司だった
    3. ナッシュと赤司の決定的な違い
    4. ジャバウォックは最後まで「個の集団」だった
    5. 結論①:個の強さはナッシュ
    6. 結論②:勝つための強さは赤司
    7. 最終結論:赤司は「最強の個」ではなく「最強の司令塔」
  4. 伏線回収まとめ
    1. キセキの世代は「一人では最強ではなかった」
    2. 黒子テツヤの“影”は最強の光があってこそ完成する
    3. 赤司征十郎の「完成形」
    4. 火神大我は“キセキに並ぶ存在”になった
  5. 名シーン集
    1. ジャバウォック来日と挑発シーン
    2. VORPAL SWORDS結成
    3. 青峰と黄瀬の連続得点
    4. 赤司とナッシュの司令塔対決
    5. 黒子の決定的アシスト
    6. 逆転勝利のラストプレー
  6. 強さランキングトップ5
    1. 第1位:赤司征十郎
    2. 第2位:ナッシュ・ゴールドジュニア
    3. 第3位:ジェイソン・シルバー
    4. 第4位:青峰大輝
    5. 第5位:黄瀬涼太
  7. 映画 黒子のバスケ LAST GAMEはどこで見れる?
  8. 映画 黒子のバスケ LAST GAMEの平均評価
  9. 映画 黒子のバスケ LAST GAMEはどんな人におすすめか?

黒子のバスケ LAST GAME あらすじ

アメリカから来日したストリートバスケチーム「Jabberwock」は、日本のバスケを侮辱する発言とともに、圧倒的な実力差を見せつけます。この挑発を受け、日本側はリベンジマッチを決行。誠凛高校の黒子・火神を中心に、キセキの世代(赤司・青峰・黄瀬・緑間・紫原)が集結し、ドリームチーム「VORPAL SWORDS(ヴォーパル・ソーズ)」が結成されます。

個々では最強クラスの選手たちが、初めて“チーム”として機能する必要に迫られる中、Jabberwockの圧倒的フィジカルと個人技が立ちはだかります。LAST GAMEは、単なるエキシビションではなく、「才能とは何か」「チームとは何か」をシリーズの集大成として描いた一戦です。

黒子のバスケ LAST GAME ストーリーネタバレ解説

ここからは、黒子のバスケ LAST GAMEの試合内容を、ネタバレありで時系列に沿って解説します。本作の中心は、VORPAL SWORDSとジャバウォックの一戦であり、黒子のバスケシリーズにおける最終決戦です。

試合序盤:ジャバウォックの圧倒的フィジカルと個人技

試合開始直後、ジャバウォックはNBA選手並みのフィジカルとスピードで主導権を握ります。ナッシュ・ゴールド・ジュニアは卓越したボールハンドリングと視野で試合を支配し、シルバーはゴール下で紫原すら押し負ける怪物的なパワーを見せつけます。VORPAL SWORDSはディフェンスでもオフェンスでも後手に回り、序盤は完全に圧倒される展開となります。
【活躍】ナッシュの司令塔能力、シルバーのインサイド制圧。
【流れ】ジャバウォックが一方的にリード。

中盤①:青峰・黄瀬が流れを止める

流れを止めたのは青峰大輝です。ジャバウォックのディフェンスを正面から破壊する個人技で連続得点を挙げ、「止められない存在」であることを証明します。さらに黄瀬涼太はパーフェクトコピーを発動し、ナッシュやシルバーの動きを模倣することで対抗。相手の武器をそのまま返す形で、点差を徐々に縮めていきます。
【活躍】青峰=突破力、黄瀬=万能性。
【流れ】個の力で反撃開始。

中盤②:緑間と紫原が“役割”で貢献

緑間真太郎はコートを広く使うスリーポイントで相手の守備を拡散させ、ジャバウォックのインサイド偏重を崩します。一方、紫原敦は序盤こそ押されていたものの、本気を出すことでゴール下の守備を安定させ、リバウンドとブロックで流れを引き戻します。
【活躍】緑間=空間支配、紫原=守備の要。
【流れ】試合は完全に拮抗。

試合中盤:赤司の覚醒と司令塔支配

赤司征十郎は、ジャバウォックの戦術と選手配置を瞬時に分析し、的確な指示でチームを動かします。天帝の眼による先読みと、最適なタイミングでのパス配分によって、VORPAL SWORDSは「最強の個の集まり」から「機能するチーム」へ進化します。
【活躍】赤司=試合全体の制御。
【流れ】戦術面で互角以上に。

終盤:ジャバウォックの本気と荒れた展開

追い詰められたジャバウォックは、フィジカルを前面に出した荒いプレーに切り替えます。ナッシュは赤司との直接対決(ベリアルアイvsエンペラーアイ)で高度な読み合いを見せ、シルバーは限界まで体を張って得点を重ねます。VORPAL SWORDSは体力的にも精神的にも追い込まれます。
【活躍】ナッシュ=赤司との知略戦、シルバー=最後の暴力。
【流れ】再びジャバウォックが優勢。

クライマックス:黒子テツヤの真価

ここで試合を決定づけたのが黒子テツヤです。キセキの世代という強烈な“光”が揃ったことで、黒子のミスディレクションとパスが最大限に機能します。相手の意識がスター選手に集中した一瞬の隙を突き、決定的なアシストを連発します。
【活躍】黒子=試合の最終調整役。
【流れ】完全なチームバスケが完成。

最終局面:全員でつかんだ逆転勝利

ラストは、赤司の判断、黒子のパス、火神大我のフィニッシュを中心とした連携で勝負を決めます。個々の力では劣る部分も、全員が役割を理解し、信頼してボールを回した結果、VORPAL SWORDSはジャバウォックを上回ります。
【試合結果】VORPAL SWORDSの逆転勝利。

この試合が示した結論

LAST GAMEの試合は、「最強の個」だけでは勝てないこと、そして「個を活かす影と司令塔」が揃ったとき、チームは限界を超えることを証明しました。黒子のバスケという作品が描き続けてきたテーマは、この一戦で完全に回収されています。

【ネタバレ考察】?赤司とナッシュはどっちが強い

映画『黒子のバスケ LAST GAME』最大の論点は、「赤司征十郎とナッシュ、どちらが本当に強かったのか」という点です。試合結果だけを見ればVORPAL SWORDSの勝利ですが、個人能力・チーム力・試合支配力の観点で見ると、単純な優劣では語れません。この章では、両者の“強さの質”を分解して考察します。

個人能力だけならナッシュが上

純粋な身体能力と個人技という点では、ナッシュが明確に上回っています。ナッシュのフィジカルとテクニック、シルバーの怪物的なパワーは、日本側が正面から対抗できるレベルではありませんでした。1on1や局所的な場面では、赤司を含むVORPAL SWORDSが押される描写も多く、「個の強さ」という基準ではナッシュ優勢です。

試合を支配したのは赤司だった

一方で、試合全体の流れを作り、最終的に勝利へ導いたのは赤司征十郎でした。天帝の眼による先読み、状況判断、選手配置の最適化によって、ナッシュの強みを分断し、個の暴力を“チームとして処理”する構造を作り上げます。これはナッシュにもできなかった芸当であり、司令塔としての完成度は赤司が上です。

ナッシュと赤司の決定的な違い

ナッシュも優秀な司令塔ですが、彼の指揮は「強い個を自由に動かす」タイプでした。対して赤司は、「個を役割に落とし込み、最大効率で使う」司令塔です。この違いが、試合終盤での差となって表れました。赤司は、青峰・黄瀬・緑間・紫原・黒子・火神を“駒”ではなく“機能”として扱い、チームを完成させました。

ジャバウォックは最後まで「個の集団」だった

ジャバウォックは最後まで圧倒的な個人能力を誇っていましたが、VORPAL SWORDSほどのチーム完成度には至りませんでした。フィジカルで押す場面は多かったものの、赤司の戦術によって分断され、連携を断たれた結果、終盤で主導権を失います。これは弱さではなく、「強さの方向性の違い」と言えます。

結論①:個の強さはナッシュ

1人ひとりのフィジカル、技術、破壊力という観点では、ナッシュが最強です。赤司単体で見れば、ナッシュに劣る部分も確かに存在します。

結論②:勝つための強さは赤司

しかし、試合に勝つための“総合的な強さ”という点では、赤司征十郎が上回っていました。相手の強みを理解し、無力化し、味方の力を最大限に引き出す能力こそが、LAST GAMEにおける最強の資質です。

最終結論:赤司は「最強の個」ではなく「最強の司令塔」

赤司とナッシュのどちらが強いかという問いへの答えは、基準によって変わります。

  • 殴り合いならナッシュ
  • 試合なら赤司

黒子のバスケLAST GAMEが示した結論は明確です。
最強とは、強い個であることではなく、勝たせられる存在であること。
その意味で、赤司征十郎はナッシュを超えたと言えるでしょう。

伏線回収まとめ

補足

本作はTVシリーズ全体の集大成として、黒子のバスケで張られてきたテーマと関係性を回収する役割を担っています。

キセキの世代は「一人では最強ではなかった」

TVシリーズでは、それぞれが別々のチームで最強を競ってきたキセキの世代ですが、LAST GAMEでは「同じチームでなければ勝てない相手」が用意されます。これは、才能だけでは限界があり、チームとして完成しなければ本当の最強にはなれないという、シリーズ全体の結論を示しています。

黒子テツヤの“影”は最強の光があってこそ完成する

キセキの世代が集結したことで、黒子のミスディレクションとパス能力は過去最大限に機能します。黒子が主役でありながら前に出ない存在である理由が、ここで完全に回収されました。

赤司征十郎の「完成形」

赤司はTVシリーズで二重人格や支配的な側面を描かれてきましたが、LAST GAMEでは統率と信頼を軸とした司令塔として完成します。個で支配するのではなく、全員を活かす存在へ進化した姿は、彼のキャラクターの最終到達点です。

火神大我は“キセキに並ぶ存在”になった

キセキの世代に囲まれながらも、火神はフィニッシャーとして重要な役割を担います。努力型主人公が天才たちと肩を並べる存在になったことが、自然な形で描かれています。

名シーン集

ここからは、映画黒子のバスケLASTGAMEで人気を集めた名シーンをご紹介します。

ジャバウォック来日と挑発シーン

【該当シーン:上映時間 約10分頃】

日本バスケを侮辱する発言と態度により、因縁の試合が始まります。物語全体の火種となる重要な場面です。

VORPAL SWORDS結成

【該当シーン:上映時間 約25分頃】

キセキの世代が同じコートに立つ瞬間は、シリーズファンにとって最大級の名シーンです。

青峰と黄瀬の連続得点

【該当シーン:上映時間 約45分頃】

個の力でジャバウォックに対抗し、試合の流れを引き戻す重要な局面です。

赤司とナッシュの司令塔対決

【該当シーン:上映時間 約60分頃】

知略と判断力のぶつかり合いが描かれ、試合が戦術レベルに引き上げられます。

黒子の決定的アシスト

【該当シーン:上映時間 約75分頃】

黒子の影としての能力が最大限に発揮され、チームバスケが完成する瞬間です。

逆転勝利のラストプレー

【該当シーン:上映時間 約85分頃】

全員の力を結集したラストは、黒子のバスケという作品の集大成と言える名場面です。

強さランキングトップ5

補足

本ランキングは、映画『黒子のバスケ LAST GAME』における試合描写を基準に、個人能力・試合支配力・勝敗への影響度を総合的に評価しています。

第1位:赤司征十郎

LAST GAMEにおける最強の存在は赤司征十郎です。天帝の眼による先読み能力と、キセキの世代全員を最適に配置する司令塔としての判断力は、ジャバウォックの司令塔ナッシュと互角以上に渡り合いました。個人技だけでなく、試合全体を支配しチームを勝利へ導いた点で、総合力は作中トップです。

強さの根拠
  • 天帝の眼による先読み能力
  • 試合全体を掌握する司令塔性能
  • キセキの世代を一つのチームとして機能させた統率力
  • ナッシュとの知略戦で互角以上に渡り合った
  • 勝敗を決定づけた戦術判断
総評

個の集合体を最強のチームへ昇華させた、LAST GAME最強の司令塔。

第2位:ナッシュ・ゴールドジュニア

ジャバウォックの司令塔であり、圧倒的なフィジカルとバスケIQを兼ね備えた選手です。試合序盤から終盤まで一貫して脅威であり、赤司と高度な読み合いを展開しました。個人能力の完成度は作中でも最上位ですが、チームとしての最終的な完成度で一歩及ばず2位としています。

強さの根拠
  • 卓越したボールハンドリング
  • 高い視野と判断力
  • フィジカルと技術の両立
  • 赤司と渡り合う知略戦
  • 試合全体への影響力
総評

個人能力では最強格だが、チーム力で赤司に一歩届かず。

第3位:ジェイソン・シルバー

怪物的なフィジカルを誇るセンターで、ゴール下の制圧力はシリーズ最強クラスです。紫原ですら押し負ける場面があり、日本側を何度も崩壊寸前まで追い込みました。戦術理解は低いものの、純粋な身体能力では圧倒的な存在です。

強さの根拠
  • シリーズ最強クラスのフィジカル
  • ゴール下の圧倒的支配力
  • 紫原を上回るパワー
  • インサイドでの得点力
  • 防御不能な身体能力
総評

理不尽な身体能力で試合を破壊する怪物センター。

第4位:青峰大輝

個人の得点能力においては、LAST GAMEでも屈指の存在です。ジャバウォックのディフェンスを正面から突破できる数少ない選手であり、試合中盤に流れを引き戻す重要な役割を果たしました。ただし、試合全体の支配力では上位2名に及ばず4位としています。

強さの根拠
  • 圧倒的な1on1突破力
  • 止められない得点能力
  • 流れを変える爆発力
  • フィジカルとスピードの融合
  • エースとしての存在感
総評

個人技最強クラスのエーススコアラー。

第5位:黄瀬涼太

パーフェクトコピーによって、ナッシュやシルバーの動きを再現し、相手の武器を封じ返しました。短時間ながら試合の流れを一気に変える爆発力は健在ですが、消耗が激しく持続力に欠ける点を考慮して5位としています。

強さの根拠
  • パーフェクトコピーの再現性
  • 相手の能力をそのまま返す対応力
  • 短時間での爆発力
  • オールラウンダー性能
  • 流れを変える影響力
総評

最強の切り札だが、消耗が激しい諸刃の剣。

映画 黒子のバスケ LAST GAMEはどこで見れる?

サービス名 見れる? アニメ作品数 月額料金
人気No.1
DMM TV
6000作品 550円/月額
dアニメストア 6000作品 550円/月額
U-NEXT 7000作品 2,189円/月額
Netflix 7000作品 890円/月額
Amazonプライム △(レンタル) 800作品 600円/月額
スクロールできます

映画 黒子のバスケ LAST GAMEの平均評価

総合点数

黒子のバスケ LAST GAME

最終章

ドリームマッチ

集大成

9

おもしろさ

8.5

ストーリー

9

キャラ

8.5

中毒性

総合平均評価


映画『黒子のバスケ LAST GAME』は、TVシリーズを最後まで見たファンにとって満足度の高い集大成的作品です。キセキの世代が同じチームで戦うという夢の展開に加え、赤司の完成形や黒子の存在意義が明確に描かれています。物語性はシンプルですが、その分バスケ描写とキャラクターの見せ場に全振りしており、シリーズの締めとして非常に完成度の高い一作です。

映画 黒子のバスケ LAST GAMEはどんな人におすすめか?

ズバリ!
  • キセキの世代が同じチームで戦う姿を見たい人
  • 黒子のバスケの“本当のラスト”を知りたい人
  • バスケ×王道少年漫画の集大成を楽しみたい人

映画『黒子のバスケ LAST GAME』は、TVアニメ本編を最後まで見た人にこそおすすめしたい作品です。キセキの世代が同じチームとして本気で戦う姿や、赤司征十郎の完成された司令塔としての姿は、本編では見られなかった魅力に満ちています。また、圧倒的な個の力を持つジャバウォックとの対決は、「最強とは何か」「チームバスケとは何か」を改めて突きつけてくる内容になっており、黒子のバスケの集大成として満足度の高い一作です。